撮影される子供の人権

子供たちの失敗シーンは親にとってかわいいかも知れませんね。しかしテレビで放映される、いわゆるおもしろ映像のなかには、小さな子供が動物にスカートを引っ張られ必死になっている映像、どこかから落ちそうで必死になっている映像などがあります。
大人から見れば安全で、ただおかしいだけの映像です。でも子供たちの立場になって考えた事があるでしょうか。彼らは命を守るために必死です。これは笑えるものとはしないで下さい。大人が笑えない失敗を撮され、放送局に送られ、オンエアーされ、笑いものにされたらたら楽しいでしょうか。子供の立場になって考えてみて下さい。子供の人権を、大人と同様に考えていただきたいと思っています。

研究用に、やむを得ず子供同士のトラブルの現状と、保育者の対処の仕方を撮る事があると思いますが、出来る限りの配慮をして下さい。

映像は事実を記録しているのか?

かつて、我が国の総理大臣が、映像はそのまま事実を伝えるが。活字メディアは真実をゆがめるといって、新聞記者を会見場から退出させたことがあります。
ちょっと前にも某元幹事長も同様な事をしています。なぜこういう事が起きるのでしょうか。彼らは映像メディアについて無知だからです。

どこかの国でAとB、二つの民族の争いが起きたとします。Aは少数派であるが権力を持った民族、Bは多数派であるが貧しく視虐げられた民族と仮定します。

A民族側で撮影している報道を見てみましょう。石が飛んできます。近くのマーケットは破壊されています。暴動です。

B民族側から見てみましょう。軍隊が威圧し、威嚇する実弾と、催涙ガスの水平射撃が行われています。催涙ガス弾といえど直撃されたら負傷します。B民族は弾圧されています。

どちらも真実ですが、全く違う印象を受けます。記録者がどう撮るかで印象が変わってきます。これが映像の怖さです。どんなに良い子でも、あら探ししながら撮影すると、いけない子になってしまいます。こんなことは、映像の作り手にとって簡単な事です。

結論

人間は、自分にとって好ましくないものは、心の中で整理していきます。なのに、鮮明に映像が残っていると、人生の妨げにさえなりかねません。映像は客観的なものではなくて、撮影者、編集又はディレクターがどう見たかによって決まります。
ですから、撮影編集するという事は大きな責任がともないます。
特に子供の映像は、マイナス部分は撮さず、プラス部分だけを表現し、自信を持つべき彼らの未来の助けになるべきだと思っています。子供たちの人権を考えながら、すばらしい子供たちの歴史を鮮やかに残して下さい。

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